皆さんこんにちは。
ラム酒ライフを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
当記事は、アメリカ・ヴァージン諸島のラム酒「レッドラム」の試飲レビューとなっています。今晩飲むラム酒をお探しの方、ぜひ参考にしてみて下さい。
レッドラム 概要
名前 : レッドラム(RED RUM)
タイプ : フレーバードラム/スパイスドラム
原産国 : アメリカ/ヴァージン諸島
アルコール度数 : 35度
熟成期間 : 公式に記載なく、不明(熟成感はないため短期間、もしくは熟成なしの可能性あり)
味わい : ライトボディ、トロピカル、マンゴー、パイナップル、チェリー、ココナッツなど
メーカーHP:https://www.redrum.com/
レッドラムは、カリブ海のアメリカ領ヴァージン諸島産のラム酒です。
赤い瓶にドクロのラベルが貼られた、どこか危険な風格を持つボトルデザインのラム酒です。時折バーでも見かけることもあるかと思いますが、独特の存在感を放っています。
外観からはどこかケミカルな、危険な匂いを漂わせているラム酒ですが、実際には甘く、女性でも飲みやすいスパイスドラムとなっています。
テイストについて
先にも触れたように甘いラム酒となっており、筆者が飲んできた中で最も甘いラム酒のひとつとなっています。
レッドラムのラベルにも記載があるように、ココナッツやパイナップル、チェリーのフレーバーがふんだんに使われており、テイスティングの中でこれでもかというくらいトロピカルな味を感じられます。
■ストレート
舌についた瞬間、その甘さが実感できます。少し口の中で慣らしていくと、甘さの中にあるココナッツやパイナップルのフレーバーが鼻に登ってくるため、フルーツシロップを飲んでいるような感覚になります。
アルコールは少し感じますが、その甘いフレーバーがゆえにむせるようなきつさを感じることはありません。※甘さにむせてしまう人はいるかもしれません。
また、ボトルの色は赤色ですが、レッドラムそのものも赤色になっています。
■ロック
ロックで飲むことによって、甘いがゆえのシロップ的な舌触りが薄くなり、かなり濃いフルーツジュースを飲んでいる感覚になります。薄くなることによって逆にアルコール味を感じるという、他のラム酒とは逆の味覚を体験できます。
全体的にとにかく甘く、甘いがゆえにバカルディエイトやフロル・デ・カーニャ、ロンサカパのような典型的なラム酒のイメージとは大きく外れるために、ラム酒好きの中でも好き嫌いが別れる一品かもしれません。
ちなみに筆者は大の甘いもの好きなため、レッドラムはお気に入りの一品となりました笑
お勧めの飲み方
レッドラムの飲み方については、甘いものが苦手でなければストレートを、甘いものが苦手、もしくはとりわけ好きということでないならばキューバリブレ(ラムコーク)がお勧めです。
レッドラムそのものが非常に甘いため、ストレートで飲むのが最も甘さを感じる飲み方となっています。コーラを加えることによってむしろ甘さが薄くなっていくという、通常のコーラ使用目的とは逆になっているのが面白いところです。
レッドラムそのものがスパイスドラムとして完成されている一品のため、ストレートで飲むことに抵抗がない方はそれだけでも美味しくいただけるでしょう。
キューバリブレについては、レッドラムに含まれるパイナップルやココナッツの香りが漂う、トロピカルな一品を簡単に実現することができます。人によっては甘すぎると感じるかもしれないレッドラムを薄めることもできるので、レッドラム+コーラは非常におすすめです。
お勧めのフードペアリング
レッドラムは非常に甘いラム酒であるため、フードペアリングとしては少しあっさりとした食べ物や、しょっぱいものとの食べ合わせがいいように感じました。
価格
レッドラムについては、おおよそ3,000円~3,500円程度の価格帯(2023年6月現在)となっており、低~中価格帯のラム酒です。
ドンキホーテや町の酒屋さんでも見かけることがあるため、入手するのはそれほど難しくないでしょう。
※上記アマゾン・楽天参照
世界の人々の評価
世界最大のラム酒レビューサイトの一つである「Rum Ratings」では、2点(10点満点)の評価となっており、ラム酒ファンからすると評価が低くなってしまっています。筆者は結構好きなんですけどね・・・。レビューが3件しかないため、サンプル数は少なくなっています。
逆に、アマゾンでの評価は4.2点(5点満点)という高評価となっており、Rum Ratingsとは評価が割れる形となっていました。
ラム酒好きからは敬遠されるも、一般のお酒好きの方からすると好かれるお酒ということができますね。
高評価なレビュー
2本目です。自分はやっぱりコーラで飲むのが一番好きです。
またお世話になります。
Amazon
コーラで割ったり、氷を砕いてロックで飲んだり楽しんでいます!本当に美味しい!
Amazon
低評価なレビュー
かなり薬っぽいし、フルーツフレーバーが加えられてもあまり効果がない。あまり滑らかではなく、不要な噛みごたえもあります。キャプテンモルガンに次いで、クールな印象のある(名前が素晴らしい)商品だが、味は悪いという評価です。
完全に人工的な味。イチゴの香りしか感じず、舌先に甘みを感じるだけ。ボディは砂糖とアルコール。テールにはココナッツの優しい香りがする。
まとめ
レッドラムはその強い甘さから、好き嫌いが別れるようなラム酒ということができると思います。
ラム酒が好きかどうかというよりは、甘いものが好きかどうかがこのレッドラムがお気に入りになるかどうかを左右すると感じました。
オーソドックスなラム酒や、甘いラム酒の中でもキャプテン・モルガンをイメージして飲むと大きくイメージとずれてしまいます。当記事のレビューを参考にして、前もって甘いラム酒だと認識した状態で飲むとそういったずれもなく、楽しんでもらえると思います。
皆様もぜひ試してみて下さい。
※今後、各ラム酒が飲めるお店なども紹介していきますのでお楽しみに!